腸内環境の変化はウンチに現れる!ウンチと健康【PoshPet コラム】

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腸内環境の変化はウンチに現れる!~犬のウンチと健康~

コラム:腸内環境の変化はウンチに現れる!犬のウンチと健康 コラム:腸内環境の変化はウンチに現れる!犬のウンチと健康

新しいフードを与えたらウンチがゆるい?

新しいドッグフードへ切替える時によく耳にするトラブルとして、翌日から急に便が軟便になったり、下痢になったりすることがあります。
新しいドッグフードと今までのドッグフードの成分が大幅に違うことで、ワンちゃんの胃腸が敏感に反応し、腸内環境が変化して消化不良を引き起こしたことが原因です。(フードの切替え方法はコラムの後半で)
このように腸内環境の変化はすぐに排泄物であるウンチに現れます。

※ドッグフードの切り替えなどで、便が便秘や下痢が続いた場合には、体調不良を起こすこともありますので、獣医さんに相談することをおすすめします。

犬のウンチとからだの健康

健康なワンちゃんの画像

ウンチには、個々のワンちゃんの腸や身体全体の健康状態が色濃く反映されます。愛犬のウンチを日々、モニタリングすることは、健康問題に気付くための良い方法です。兆候を早期に発見することは、愛犬の健康を確実に維持する手助けになります。

獣医さんにとっても新鮮なウンチを観察することは、異常をみつけるために一番の方法です。飼い主さんは、愛犬に何らかの不調(食べない、吐く、元気がないなど)が見られたときに、ウンチが健康そうに見えたとしても、受診する際にはウンチを持っていくといいでしょう。顕微鏡やその他の検査で調べてみると、何らかのサインを発見することができるかもしれません。

犬のうんちチェックのポイントを確認しよう

健康な犬の排泄物とはどのようなものでしょうか?注目するポイントは4つあります。

うんちのイラスト
①堅さ
つまんでも崩れず、地面やトイレの底に跡を残さない固さならOK
②色
こげ茶色、チョコレート色ならOK
※真っ黒や血の赤色が混じったウンチが出たら要注意、白い斑点がある場合には寄生虫がいる恐れも…
③量
1日2~3回程度が目安
④臭い
あまり臭いはしない方が良い、普段と比べてきついなら要注意

うんちのイラスト

①堅さ
つまんでも崩れず、地面やトイレの底に跡を残さない固さならOK
②色
こげ茶色、チョコレート色ならOK
(真っ黒や血の赤色が混じったウンチが出たら要注意、白い斑点がある場合には寄生虫がいる恐れも…)
③量
1日2~3回程度が目安
④臭い
あまり臭いはしない方が良い、普段と比べてきついなら要注意

腸内環境の健康と「いいウンチ」

いいウンチのためには、愛犬の腸が健康な状態をキープすることがいちばんです。腸にはたくさんのはたらきがあります。

ワンちゃんの体内の腸のイメージ ワンちゃんの体内の腸のイメージ

■腸の基本的なはたらき

消化管の一部である腸。消化管は、口から入った食べ物を胃や腸で消化して必要な栄養分を吸収し、残りカスや老廃物をうんちとして体外に出す役割を担っています。腸を通過する食べ物は、全腸のおよそ4/5を占める小腸で、たんぱく質や炭水化物、脂質といった栄養素のほとんどを分解・吸収し、大腸でミネラルと水分が吸収されます。
犬の全腸の長さは体長の約5~7倍あり、口から入った食べ物は、12時間から30時間程度かけて腸を通過します。ちなみに、人の全腸の長さは身長の約10~12倍、食べ物が腸を通過するまでの時間は30時間から5日程です。 棒グラフで動物の腸の長さが体長の何倍かを比較
棒グラフで動物の腸の長さが体長の何倍かを比較

犬の全腸の長さは体長の約5~7倍あり、口から入った食べ物は、12時間から30時間程度かけて腸を通過します。
ちなみに、人の全腸の長さは身長の約10~12倍、食べ物が腸を通過するまでの時間は30時間から5日程です。

■からだ全体の免疫に関わる“腸”

腸は消化以外にも、いくつもの大切な役割を持っています。中でも、大切なのは免疫にかかわる役割です。腸では食べ物と一緒に様々な病原菌やウイルスなどに直接触れる可能性が大きい場所です。なので、できる限り外敵からダメージを受けないように、体内の免疫細胞のおよそ50%以上が小腸に集まっています。

腸粘膜は、侵入してきた病原菌やウイルスのカタチを、免疫細胞が学習する場所(通称:パイエル板)になっていて、腸粘膜で戦う術を身に着けた免疫細胞たちが体中に散らばって、次なる外敵の侵入に備えてくれます。つまり、体の免疫力の強さは腸の健康状態に依存しているといっても言い過ぎではありません。
ある獣医師さんは、健康で「いいウンチ」をするためにワンちゃんにも「腸活」が必要だとしています。からだ全体の免疫に関わる“腸”ですから、獣医さんが腸活を推奨するのも納得です。そして、良いウンチは、腸が健康である印なのです。

パイエル板のイメージ パイエル板のイメージ

腸は栄養素の分解・吸収だけでなく、重要な免疫器官としての役割があります。

良質なたんぱく質は腸のエネルギー源

腸の粘膜には、腸絨毛(ちょうじゅうもう)という柔らかいビロードのような突起が無数にあり、一度により多くの栄養素を吸収できるようになっています。絨毛は、直接食物と触れることができないとエネルギー不足から委縮し、栄養の吸収を十分にできなくなってしまいます。
ちなみに2日間の絶食で絨毛は簡単に委縮し、免疫クロブリンのひとつであるigA抗体は50%減少するといわれています。

絨毛を元気で健康な状態で保つためのエネルギー源は、アミノ酸のひとつであるグルタミンです。そしてグルタミンを含むたくさんのアミノ酸が結合したものがタンパク質なのです。つまり、アミノ酸が豊富に含まれた良質なたんぱく質を効果的に摂取することは、腸にとって、とても大切なことだといえます。

犬のおなかにやさしいフードの切替方法

愛犬の年齢などで今食べているフードが体に合わなくなったなど、フードを切り替えるタイミングというのは多くあります。

それまで食べ慣れていたフードをいきなり新しいフードに切り替えるとなると、成分の違いから消化不良を起こしてしまうこともありますので、ワンちゃんの身体のペースに合わせるようなフードの切替えを心掛けます。
新しいフードを食べるようになるまでには、それまで食べ慣れていたフードに少しずつ新しいフードを混ぜ、1週間ほどかけてその割合を増やしていくとワンちゃんの腸への負担も少なくなります。
また、シニア期(高齢)のワンちゃんの場合は、胃腸のはたらきが落ちてきていることに加え、味の好みが頑固になっている場合もあります。更にゆっくりと新しいフードに慣らしていくことをオススメします。
健康なワンちゃんの画像

腸にやさしいフード選びのポイントとは

愛犬の腸を健康に保つフード選びとは、どんなものでしょうか?人と同様にワンちゃんも腸を健康に保つためには、善玉菌の増殖を促す栄養素を取り入れると良いとされています。

ワンちゃんの腸内フローラのイメージ ワンちゃんの腸内フローラのイメージ

ワンちゃんのお腹の中にもたくさんの細菌がいます。その数は、約300種類以上で、体に有益な菌は善玉菌、病気や老化を引き起こす菌は悪玉菌と呼ばれます。
善玉菌は、悪玉菌の増殖や定着を防ぎ、感染を予防してくれますし、善玉菌を主体としてたくさんの細菌たちが、互いにバランスを取りながら腸内環境を保ってくれています。
その様子を顕微鏡で観察するとお花畑(flora:フローラ)のように見えることから腸内フローラと呼ばれています。腸内フローラは、年齢犬種によってかなり違いがあるといわれており、食べ物によっても変化します。

腸の健康から考えるフード選びのポイント

  • ①良質なタンパク質に富み、脂質含め栄養素がバランスよく配合されていること
  • ②善玉菌の増殖を促す栄養素が入っていること

健康的な柔毛を保ち、腸内フローラが整う、そんな腸内環境を育てるフードを選びましょう。

そして、更に大切にしたいことは“愛犬が喜んで食べてくれるか”ということ、食べた時に“良いウンチがでているか”ということです。その子の腸に合った質の良いドッグフードを選んで、おいしく健康的な毎日を過ごしていきたいですね。

腸の健康にオススメのドッグフードとサプリメント

リガロ

お腹がよろこぶドッグフードです。ワンちゃんのお腹の健康が考えられており、腸の働きを整える微生物プロバイオティクスと、その働きを促すプレバイオティクスの二つの成分を取り入れています。また栄養価が非常に高く、消化にも優れています。

 

犬の腸内環境におすすめサプリメント

ラクトフェリンやデキストリンが腸内環境の健康維持をサポート。食べやすいゼリータイプや、食事に混ぜたり水に溶かすパウダータイプを取り揃えています。

 

プロバイオティクス配合のサプリメント

乳酸菌やラムグリーントライプなどのプロバイオティクスが腸の健康を保つのに役立ちます。フードにふりかけたり水に溶かすパウダータイプや、フードにトッピングしたりトリーツとしてそのまま与えるタイプなど、ワンちゃんに合わせてお選びください。

 

ワフ

ニュージーランド産の「生」の原材料を、安心・安全のフリーズドライ製法で調理したので、おいしさや栄養価もそのまま保存しています。なお、WOOFには、消化酵素や乳酸菌、微生物やプロバイオティクスなど、ワンちゃんのお腹の健康にとって有益な栄養成分も多く含まれています。